Tag Archives: 書感

【書感/漫画】蟲師 10巻(漆原友紀)

蟲師(10) (アフタヌーンKC)

著者/訳者:漆原 友紀

出版社:講談社( 2008-11-21 )

定価:¥ 620

Amazon価格:¥ 620

コミック ( 256 ページ )

ISBN-10 : 4063145379

ISBN-13 : 9784063145373


何か
懐かしいような
恐ろしいような

「光の緒」「常の樹」「香る闇」「鈴の雫(前後編)」の四つの物語を収めた蟲師、最終巻。

そう、懐かしく恐ろしいのだ。
何とも言えない手触りがある作品、蟲師も最終巻。
静かな終わり方が、何とも蟲師らしい。

今もどこかで、物語は紡がれている。
そんな気がするのは、僕だけではないはず。

【書感/漫画】FLIP-FLAP(とよ田みのる)

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

著者/訳者:とよ田 みのる

出版社:講談社( 2008-06-23 )

定価:¥ 600

Amazon価格:¥ 600

コミック ( 206 ページ )

ISBN-10 : 4063145131

ISBN-13 : 9784063145137


軽く打つんだ(フィリップフラップ)
気取らず肩の力を抜いて楽しんで
自由になれるんだ
きっとそれはとても幸せなことだよね

「普通」の男の子だった深町君は、高校生活最後の日に「変化」を試みる。ずっと好きだった山田さんに告白したのだ。深町さんは、ピンボールゲームを指さしながら一つの条件を出した。「この得点(スコア)を越えること」

読み切りの一冊。ピンボールという今ではマイナーになってしまったゲームを取り上げた漫画。
これが、久々にキた。掛け値無しに面白い。 ゲーム中の濃密な描写が素晴らしい。正直、震える。
帯にはピンボールラブコメと銘打っているけど、ノリはスポーツ物に近いかな。
夢中になるって、こういう事だよねって感じです。

しかし、ピンボールってゲームセンターで見なくなりましたね。一昔前は、どこのゲーセンでも置いていた気がするのですが。で、ここで調べてみました。近所に、あるみたいなので、ちょっと行ってこようかな。

【書感/SF】図書館戦争(有川浩)

図書館戦争

著者/訳者:有川 浩

出版社:メディアワークス( 2006-02 )

定価:¥ 1,680

Amazon価格:¥ 1,680

単行本 ( 345 ページ )

ISBN-10 : 4840233616

ISBN-13 : 9784840233613


図書館法第四章 図書館の自由

第三十条 図書館は資料収集の自由を有する。
第三十一条 図書館は資料提供の自由を有する。
第三十二条 図書館は利用者の秘密を守る。
第三十三条 図書館はすべての検閲に反対する。
第三十四条 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立して三十年。あらゆる出版物、電波放送は、メディア良化法を根拠としたメディア良化委員会の代執行組織、良化特務機関の検閲を受けていた。一方、図書館法を根拠として、あらゆる検閲を退けあらゆるメディアを収集し、市民に供してきた図書館は、メディア良化委員会の唯一の敵となる。双方の反目は激化し、武装化の一途をたどった。

遅まきながら読みました。
作中で図書館法の元となったとされる「図書館の自由に関する宣言」ですが、現実にあります。過去には 中国の焚書坑儒、ナチスドイツのbibliocaust。現代でも、ロシアや中国・北朝鮮等のメディア規制、日本にも、メディアの規制(よくわからん自主規制も含む)はあります。むしろ、規制の無い国の方が少ないでしょう。 なんてことを考えると、図書館の「武装化」という設定も、決して荒唐無稽ではありません。なにかと考えさせられますね。
そんなハードな世界観ながらも、ボーイミーツガール(というかガールミーツボーイですね)なラブコメ要素もふんだんに盛り込まれていてサクサク読めます。まずは、肩の力を抜いて読んでください。