Category Archives: ミステリ

【書感/ミステリ】無痛(久坂部羊)

無痛 (幻冬舎文庫)

著者/訳者:久坂部 羊

出版社:幻冬舎( 2008-09 )

定価:¥ 880

Amazon価格:¥ 880

文庫 ( 634 ページ )

ISBN-10 : 4344411986

ISBN-13 : 9784344411982


「犯罪は知らないけど、為頼先生には病気が見えるようだよ。」

 

外見だけで病状を見抜く能力を持つ医師・為頼英介が、一家四人の惨殺事件にはからずも巻き込まれる。別れた妻を執拗につけ回す男、犯行を告白した十四歳の少女、英介と同じ能力を持つ新進気鋭の医師、痛みを感じない男。殺したのは誰だ、殺すのは誰なんだ。

 

設定が面白い。グロテスクな描写も良い。ただ、ミステリとしては、いまいちかなぁ。せっかくのギミックが消化不良のまま終わった感じだったんだけど、最後の最後で、気がつきました。

あ、これ、ホラーだったんだ。

もぅちょっと、ミステリ的な構造がしっかりしてれば、傑作だったと思います。

【書感/ミステリ】ウェディング・ドレス(黒田研二)

ウェディング・ドレス (講談社文庫)

著者/訳者:黒田 研二

出版社:講談社( 2008-02-15 )

定価:¥ 800

Amazon価格:¥ 800

文庫 ( 496 ページ )

ISBN-10 : 4062759721

ISBN-13 : 9784062759724


 

「なにもかも教えてあげる。私がどれだけ苦しんできたかを、じっくりとー」

 

祥子とユウ君。二人の結婚式の直前に、何者かに襲われ引き裂かれる。互いに事件の真相を探り、互いを求め事件の真相を探る。

 

背表紙の粗筋や帯のあおりを読むと、構えてしまいますね、ミステリ読みは。良い意味でロジカル。結末は読めてしまいましたが、美しい。先入観無しに読むのが本当は吉が気がします。

驚きはなかったけど、ニヤニヤしながら読めました。

【書感/ミステリ】てるてるあした(加納朋子)

てるてるあした (幻冬舎文庫)

著者/訳者:加納 朋子

出版社:幻冬舎( 2008-02 )

定価:¥ 630

Amazon価格:¥ 630

文庫 ( 377 ページ )

ISBN-10 : 4344410793

ISBN-13 : 9784344410794


てるてるあした

きょうはないても

あしたはわらう

 

両親が夜逃げ。中学生の照代は、両親と離れ、母の伝手を頼って鞄一つで「佐々良町」に訪れる。閉ざされた照代の心を町の人々が優しく包んでいく。

 

「ささらさや」と舞台が同じ。ヒロインのサヤも主要登場人物の一人として出てきます。続編というか姉妹編って感じです。前作同様、ミステリと言っても優しく暖かい物語。エピローグは反則です。泣きました。