Monthly Archives: 10月 2008
【書感/ミステリ】ザビエルの首(柳 広司)
著者/訳者:柳 広司
出版社:講談社( 2008-08-12 )
定価:¥ 770
Amazon価格:¥ 770
文庫 ( 400 ページ )
ISBN-10 : 4062760835
ISBN-13 : 9784062760836
……主よ……主よ!……私はまだ……御許(みもと)へ参るわけには……まいりません……
オカルト記事を得意とするフリーライターの片瀬修平。オカルト雑誌「ワルプルギス」の編集者千住キリコより、鹿児島で発見されたという聖フランシスコ・ザビエルの首のミイラの取材を依頼される。カメラマンの新道出と訪れた鹿児島で、修平は、その首のミイラを見た瞬間、意識が過去に飛ばされる。そこは、ザビエルがある事件に巻き込まれた時間だった。
意識のみ過去に飛ばされた修平が、ザビエルが事件に巻き込まれた場面で、その場にいた誰かに憑依し、事件を解決すると言う趣向。この枠組みがなかなか面白い。一つ一つのエピソードが中編くらいで、読みやすいのですが、何か物足りない。
なんか、こう、ザビエルに惹かれないんですよね。
登場人物たちが魅力的なので、シリーズ化してるのかな?と思ったら単品でした。ちょっと、もったいないです。
【書感/ミステリ/ホラー】暁天の星(椹野 道流)
著者/訳者:椹野 道流
出版社:講談社( 2008-07-15 )
定価:¥ 660
Amazon価格:¥ 660
文庫 ( 392 ページ )
ISBN-10 : 4062761149
ISBN-13 : 9784062761147
「……ミチルさん……頭が煎餅みたいになってますよこの人」
大阪高槻にあるO医科大学の法医学教室の院生となった伊月崇。解剖に追われる日々、列車飛び込みの女性の遺体と交通事故に巻き込まれた女性の遺体に、共通点があることに気づく。その謎を追う、崇、そして崇の幼なじみの刑事・筧兼嗣、そして伏野ミチルを始めとする法医学教室の面々。
講談社ノベルズの「鬼籍通覧」シリーズの文庫化第一弾です。
登場人物たちもなかなか魅力的で、ストーリー展開も読ませます。最後まで、一気に読みました。作者が「法医学教室勤務」とのことで、解剖の描写はえらく緻密。始めはミステリと思っていたのですが、ホラーだったんですね。ミステリとしては、ちょっとなしです。ラストは、ありがちな落ちだと思うのですが、背筋がゾッと。非常にライトなタッチですが、ホラーとしてはあり。軽く何かを読みたい時に、お奨めの一冊。
しかし、列車の轢死体の解剖(あんまり数は行わないみたいですが)や、水死体やら、法医学教室って大変なお仕事だなと。
【書感/漫画】深夜食堂2巻(阿部夜郎)
著者/訳者:安倍 夜郎
出版社:小学館( 2008-07-30 )
定価:¥ 780
Amazon価格:¥ 780
コミック ( 150 ページ )
ISBN-10 : 409182160X
ISBN-13 : 9784091821607
店じゃあ
食いたいもんを
注文してくれりゃあ、
その日仕込んだ材料で
作れるもんなら
作って出すってのが、
オレの営業方針さ。
刺身のつまから、秋刀魚の塩焼き、肉じゃがにプリン。
こった料理でもシンプルな料理でも、思いが一番のスパイスになるんだなぁ、なんて思わせてくれる漫画です。
未読の方は、一巻から是非。






